季節を楽しむのは日本特有の文化です。
着物もまた季節感があります。
今回は着物と季節感の関係性について解説していきます!
・着物をについてもっと知りたい方
・着物をこれから趣味にしたい方
目次
着物と季節感の関係性・ルール
季節に合わせた着物の着分けには基本的なルールがあります。
袷(あわせ)、単衣(ひとえ)、薄物(うすもの)などだけではなく、帯や帯揚げ、帯締め、長襦袢など小物にも季節感があります。
季節ごとに着物を変えることは見た目を合わせるだけでなく、快適性を高めてくれるものもあります。
冬の着物「袷(あわせ)」
冬には「袷(あわせ)」です!
袷とは裏地をつけて仕立てた着物です。裏地は上半身用の「胴裏(どううら)」と下半身用の「八掛(はっかけ)」に分かれています。
胴裏は温度調節の役割が大きく、4〜5月用の着物では胴裏を付けない「胴抜き」仕立てで袷を作ることもあります。
八掛はチラリと見えることもあるため、表地と八卦の色を合わせて季節感を出すことがあるので、それを基準におしゃれに取り組んでいきましょう!
寒い場合にはこれに加えて、羽織やコート、ショールなどの防寒具に合わせて寒さを凌ぐことができます。
春から夏に着る「単衣(ひとえ)」
6月から9月に着る、春から夏に着る着物として使われるのが単衣です。
単衣は表生地は袷と同じで、裏地は全て除いて仕立てた着物です。
春から夏だけでなく、夏から秋へと季節が移る時期に着用します。
表地には綸子や紬など、薄手の軽快な生地を使います。
見た目は袷と同じですが、裏地が無いため着物の線が出にくくなる場合もあります。
真夏に着る「薄物」
真夏の時期には、糸の密度を粗くして風通しをよくした布地で仕立てられた薄物を着用します。
薄物に使う生地は、紗(うすぎぬ)、絽(ろ)、上布(じょうふ)(麻)など、張りがあって薄く透ける生地が用いられます。
長襦袢の白を透けさせて着るので、見た目にも涼やかになります。
裏地を付けずに仕立てることで、軽く涼しくなります。
帯、帯揚げ、帯締め、長襦袢などは薄物専用のものになります。
浴衣として着られるものは自宅でも気軽に洗えるので、汗が気になる方にも安心です。
着物以外にも季節感を取り入れられる
着物以外にも帯、帯揚げ、帯締め、半衿なども季節感があります。
簡単にまとめるとこんな感じです。
・透け感があるものは夏用
・季節を感じさせる柄を使ってみる
・季節感がないものはいつでもOK
・季節感のある模様が入っているものはその季節に!
・カジュアルの場合は中に糸や綿をつめた「丸くげ」を合わせると可愛い
・ぼってりとした形の丸くげはレトロな雰囲気の着物にもよく合う
・夏はやや粗く編んだ涼しげな印象のものを選ぶ
・三分紐というやや細めの帯締めを選べば、帯留を合わせることも可能!
・貝殻などの夏らしい帯留と合わせると、涼しげな印象もアップ!
・絽や紗の半襟は夏限定
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