着物のトラブルシューティング:よくある問題と解決法

着物を着ている時にトラブルに遭遇し、困った経験はないでしょうか?

 

着物は生地が繊細で傷つきやすい為、注意が必要です。

 

間違った対処法をとって、着物を台無しにしないように正しい対処法を知りましょう。

 

本記事では、着物のよくある問題と解決法、着る際の注意点について解説していきます。

 

この記事を読めば、トラブルに遭遇しても、落ち着いて対処することができます。

この記事はこんな方におすすめ
  • 着物のトラブルを落ち着いて、対処したい方
  • 着物について正しい知識を身に付けたい方
  • 着物に興味がある方

よくあるトラブル事例と対処法について

まずは、着物についてよくあるトラブル事例と対処法について解説します。

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

水に濡らしてしまった

着物を水に濡らしてしまった時は、程度によって対処法が異なります。

 

まず、水滴程度であれば、乾いた両手でそっと挟むことで着物が乾きます。

 

次に、着物がしっとりするほど濡れた際は、綺麗なタオルで濡れた場所を挟み、水分を吸い取りましょう。

 

この時、手で叩いたり・こすったりしないように注意が必要です。

 

濡れた場所が他の部分に付かないように専門店に持っていくことをおすすめします。

 

最後に、着物が雨に濡れた場合は、着物を脱いだ後に乾かしましょう。

 

雨には大気中の汚れが含まれているため、濡れた後が着物に残った場合は、専門店で見てもらう必要があります。

 

着物は非常にデリケートな為、自力で対処すると変色や生地を傷める可能性があるので注意しましょう。

食べ物の汚れを付けてしまった

食べ物をこぼし、汚れを付けてしまった時は、食べ物をそっとぬぐい取り、水分があれば綺麗なタオルを使って吸い取りましょう。

 

手で叩いたり、こすることがないように注意が必要です。

 

着物の汚れた部分が他に広がらないようにしたうえで、専門店で染み抜きすることをおすすめします。

化粧を付けてしまった

着物に化粧が付いたしまった時は、着用している着物によって対処法を変えると良いでしょう。

 

まず、普段から着る機会が多く、着倒すことが前提の着物であれば自力でシミ抜きしても構いません。

 

反対に、礼装着や長く着たい着物であれば専門店で染み抜きしてもらうことをおすすめします。

 

汚れへの対処が早ければ早いほど、お金がかからずに済むケースがほとんどです。

着物にシワができてしまった

着物にシワができたら、着物をハンガーに掛けるかアイロンでシワを伸ばしましょう。

 

アイロンを使う際は、アイロンを直で着物に当てず、蒸気で当てることでシワを伸ばす必要があります。

 

ただし、生地によっては蒸気を当てることで、伸び縮みが出てしまう可能性があります。

 

不安な方は、プロに任せることもおすすめします。

着物や帯にシミや変色を見つけた

引き出しにずっと保管している着物を出した際に、シミや変色を見つけたら専門店に相談しましょう。

 

しばらく着ていない着物のシミは、簡単に落とせるものではありません。

 

着物の染み抜きには正しい知識と技術が必要になります。

 

例えば、茶色に変色したシミは、自力で染み抜きすることは大変難しい作業とされています。

 

また、古いシミは酸化が進み、シミの部分の記事が脆くなっている場合もあります。

 

自力を処置をして、生地に穴を開けてしまうことを防ぐためにも専門店に持ち込み相談しましょう。

カビの発生と臭いが付いてしまった

着物で発生したカビは、一つできるとすぐに全体に広がります。

 

カビの発生原因は、着物の収納場所の湿度が高いことが考えられる為、換気や除湿がカビ対策になります。

 

また、着物からカビの臭いがする場合は、カビ取りや丸洗いをするこがおすすめです。

 

ハンガー干しでカビの臭いが軽減する場合もありますが、きちんと改善するためにはカビ取りや丸洗いの方が望ましいです。

 

カビを放置すると茶色のシミになる為、シミの状態になる前にきちんと対処しておきましょう。

 

袷の着物では、生地の裏地にカビが増殖することもあるので、丸洗いではカビの臭いを完全除去できない場合もあります。

 

そのため、「洗い張り」という作業が必要になるので注意しましょう。

着物を着る際の注意点

着物を着る際には、いくつか注意点があります。

 

それぞれ見ていきましょう。

着物のサイズを確認する

着物は、自分の体型に合ったものを選ぶことが重要です。

 

サイズの合わない着物を着ていると、着崩れや動きずらい原因にもなるので注意が必要です

着付けの練習をする

着物の着付けは、正しい方法で学ぶ必要があります。

 

特に、帯の結び方や下着の着方は着付けの中でも重要です。

 

そのため、着付けを自己流で学ばないようにしましょう。

歩き方に注意する

着物を着ることで、普段の歩き方と変わります。

 

着物の裾を踏まないように、足を少し広く開いて歩くようにしましょう。

着物のトラブルを予防するには

最後に、着物のトラブルへの予防策について見ていきましょう。

 

着物のトラブルを予防するには、着付けをする前に手や首を清潔にしておく必要があります。

 

また、たとう紙や風呂敷を広げて、着物が汚れないように着付けするようにしましょう。

 

着物の美しさを最大限引き出すためにも、正しい着用方法と注意点を守ることが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、着物のよくある問題と解決法、着物を着る際の注意点について解説しました。

 

着物着用時のトラブルは、冷静に対処することが必要です。

 

是非、正しい対処法を知り、安心して着物を着こなしましょう。

 

本記事がより快適な着物ライフの参考になれば幸いです。

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