着物のリサイクルとアップサイクルのアイデア

昨今では古くなってしまい着なくなった着物を処分することに困っている方も多いと思います。

最近では、ただ処分するだけではなくサスティナブルな利用の仕方として
着物をリサイクルやリメイクすることが着物の新たな価値を生み出しています。

 

本記事では着物のリサイクルとアップサイクルについて解説します。

 

この記事を読めば、着物の新たな利用方法がわかります。

 

ぜひ最後までお読みください!

この記事はこんな方におすすめ
  • 着なくなってしまった着物をどうしようか悩んでいる方
  • 着物のリメイクに興味がある方

着物の利用方法はいくらでもある?

着物は現在年間50万トンを超える着物が捨てられてしまっています。

 

処分してしまう原因としては、

  • 着物店で大量に売れ残ってしまった
  • 着なくなってしまった古い着物自体を再利用する需要が少ない

ことが理由にあげられます。

 

着物を処分する方法は業者の引き取りや廃棄処分をすることのほかに、

着物の柄や生地をリメイクして新たな服を作り出すということが流行っています。

 

方法は様々ありますが、不要になった着物だとしても、ただ捨ててしまうのは気がすすまないかもしれません。

そこで、今回紹介するのがこれからの未来を見据えた着物の新たな活用方法としてアップサイクルです。

ここからはリサイクルとアップサイクルについて解説していきます。

アップサイクルとは?

まず、アップサイクルという言葉に聞きなじみがないかと思いますので解説します。

アップサイクルとは、廃棄するものや不要になってしまったものに新たな価値を与えて商品として生まれ変わらせる手法のことです。

 

SDGsの達成手段の一つとしても今注目されています。

アップサイクルは元のものの良さや原型を大きく変えずに新しいものを作ることで、低コストで省エネルギー化をすることができる取り組みです。

 

リメイクという言葉もありますが、リメイクは元の製品を別のものに作り替えることを指します。

 

また、似たような言葉でリサイクルという言葉がありますがリサイクルとも意味合いが異なります。

 

リサイクルが使い終わったものを原料に戻して再度同じように使用することを指しますが、

アップサイクルは元のものに付加価値を足して新しいものに作り替えることを指すため新たなモノづくりの方法の一つになっています。

着物のリサイクル・アップサイクルの魅力

着物は今様々な形でリサイクルやアップサイクルをされて世の中に新しい製品として生み出されています。

着物は生地の素材の良さや丈夫さを生かして再利用をすることに生かされています。

 

アップサイクルで作られている新しい製品の例としては

・反物

・ドレス

・傘

など多種多様な製品が作られています。

 

ここからはアップサイクルをした各製品の魅力を紹介します。

反物

反物は着物になる前の素材のことです。

基本は10~15mの長さのものを巻物のように巻いてある状態で販売されています。

 

反物にするのは仕立ててある着物の縫い目を解いて戻すことでできます。

そして、良い状態の部分だけ切り取ってつなぎ合わせることで、再び反物から着物に仕立て直すことができます。

 

反物にする魅力の一つとして、新たに自分の体に合った自分専用の着物にすることができます。

思い入れがあるなど、なかなか手放せないような着物でも作り替えることで自分の好みの着物に仕立て直せます。

ドレス

現在では簡単に再現できない技術で作られた着物の模様の美しさと和風な素材を生かして今までにないドレスを作ることができます。

オーダーメイドで作ることができるので世界に一つだけのドレスを作ることが可能です。

着物の伝統的な模様や雰囲気と和と洋風なドレスの装飾の良さを取り入れて和と洋を融合することで新しいドレスが作れますよ!

着物から作られる傘は非常に手間暇をかけて作られます。

元の着物の色や柄に合わせてどの部分を使うかどのように形作るかを職人さんが一から考えて作られるもので非常に魅力的な品に仕上がります。

一つ注意点があり劣化がひどくシミや色褪せがあると傘に戻す際に利用できない可能性があります。もし、利用してみたい方は着物の状態を確認してから依頼してみてください。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は、着物のリサイクルとサイクルアップについて解説しました。

 

着物は日本の伝統工芸の一つと言えるものなのでただ捨てるだけになってしまっていたため、先ほど紹介したように再利用されることが進んでいます。

 

着物は昨今だと着る機会が減ってきているため着物が押し入れに眠っている方も多いと思います。

 

そのまま、置いておくくらいなら別のものに作り替えて利用してみるのはいかがでしょうか?

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