【意外と知らない?】袷着物の適した時期とTPOに合わせた選び方3選!

結婚式に招待された!ドレスもいいけど着物が着たい!でもどの着物を着たらいいのかわからない!

 

貴重なイベントを飾る袷着物には時期や種類があるのをご存じですか?

 

今回は、袷着物の適切な時期とTPOに合った選び方をご紹介しています。

 

本記事を読めば、他の人とは一味違うおしゃれに袷着物を着られるヒントをつかむことができますよ。

 

袷着物の知識を増やしてイベントを全力で楽しみましょう!

 

この記事はこんな方におすすめ
  • 着物の裏地の選び方について知りたい方
  • 着物を着てでかけたい方
  • 着物に興味がある方

そもそも着物の袷とは?

「袷(あわせ)」とは、着物の仕立て方のひとつで、生地に裏地をつけ2枚重ねになっているもののことを指します。

 

裏地にもいくつか種類がありますが、主に胴(体の胸〜腹、背中〜腰)につけられる「胴裏」と、裾部分につけられる「八掛」が袷着物には取り付けられています。

 

袷着物の種類としては、留袖や訪問着、付け下げ、紬、小紋などがあります。

 

また、反対に裏地のついていない着物の仕立て方を「単衣」といいます。

 

裏地の特徴や種類、役割については下記の記事も参考になさってくださいね!↓

【豆知識】着物の裏地の種類はいくつあるの?それぞれの役割を徹底解説! - 奈良県王寺駅南口徒歩1分の着物メンテナンス専門店 一守匠堂 (1shutakumi.co.jp)

 

 袷着物に適した時期について

次は袷着物に適した時期について解説します。

 

先ほど説明したように袷着物は裏地付きの2枚重ねになっているため、風を通しにくく保温性も高い為、気温22℃以下の10〜5月頃に着られることが多いです。

 

成人式や卒業式などの冬や春先にあるイベントでは袷着物が着られています。

 

また、袷着物は裏地が付いているため透け感が出にくく、表生地をしっかり支えることができます。

 

そのため、生地自体にハリが現れ、上品さが出ることから冠婚葬祭の席や格式の高いパーティなどではシーズンを問わず使用されることがあります。

 

その日のご自身の体感温度や体調、会場に合わせて袷着物か単衣着物か選ぶようにしましょう。

 

袷着物をおしゃれに着るポイント4つ!

では、袷着物をおしゃれに着るポイントについて解説していきます。

 

ポイントをおさえておしゃれ上級者になりましょう!

帯編

袷着物をおしゃれに着るポイントの1つ目は、「着物と同じ質感・重量感の帯を選ぶ」です。

 

同じ素材や重さの帯を選ぶとまとまりがでてすっきり着ることができます。

 

例えば、帯には「袋帯」「名古屋帯」「半幅帯」「丸帯」の4種類があり、それぞれ帯の幅や長さが異なります。

 

袷着物の種類によって帯を選ぶことが出来ればおしゃれ上級者ですね!

色・柄編

2つ目のポイントは、「季節に合わせた色や柄を取り入れた袷着物を選ぶ」です。

 

例えば、秋であれば夕焼けに映える紅葉を想像させるような、からし色や朱色など、温かみがありながら比較的明度の低い色を選ぶといいでしょう。

 

また、萩や桔梗、ぶどうなどその季節を代表する植物や食べ物の柄を選ぶことで、空間を巻き込んだおしゃれを楽しむことができますよ。

 

袷着物だけでなく帯とトータルコーディネートで季節を表現するのも面白そうですね。

 

裏地編

3つ目のポイントは、「裏地にこだわる」です。

 

袷着物の特徴である裏地のデザインや色で遊ぶことが出来れば、着ているあなたもワクワクウキウキしませんか?

 

特に八掛という裾口につける裏地は、歩行時やふと手をあげた瞬間など、生活の中でチラッと見えることがありますので、周囲からもおしゃれと思われること間違いなしです。

 

ただし、裏地の色やデザインを重視するあまりにそもそもの裏地の役割を妨げるようなことにならないように注意しましょう。

 

長襦袢編

最後のポイントは、「季節に合った長襦袢を選ぶ」です。

 

それはそうだろうと言われてしまいそうですが、とても重要なポイントです。

 

春や秋口の気温と真冬の気温では温度差がありますので、気温にあわせて裏地のついている長襦袢を選ぶのか、裏地のない長襦袢を選ぶのか、ご自身の体調にも合わせて決めましょう。

 

そして長襦袢でもう1つポイントになるのが、「静電気」です。

 

着物の裏地と長襦袢の生地の素材が静電気が起こりやすくなると、生地同士がひっついて歩きにくくなったり、傷みやすくなる原因にもなります。

 

長く着物を着られるようにする為にも、長襦袢選びは大切です。

 

TPOにあった袷着物とは?

袷着物には、留袖、訪問着、付け下げ、紬(つむぎ)、小紋(こもん)といった種類があります。

 

それぞれTPOに合った着物がありますのでご紹介していきます。

 

ぜひ参考になさってくださいね。

冠婚葬祭~フォーマル~

成人式、結婚式、葬儀などの冠婚葬祭の場では、留袖や訪問着を選びましょう。

 

留袖と訪問着の違いは、主に柄や着用場面です。

 

例えば結婚式では、親族として参列する場合は留袖を、ゲストとして参列する場合は訪問着を着用します。

 

元々はゲストも留袖を着用していたようですが、最近は親族と区別できるように訪問着を着用する人が増えているようです。

 

また、お通夜やお葬式に参列する際は暗めの色の色無地の袷着物を着用しましょう。

学校行事・家族行事~カジュアルフォーマル~

入学式や卒業式などの学校行事、七五三やお宮参りなどの家族行事では、華やかさを少し抑えた付け下げや色無地などをオススメします。

 

華やかさをプラスしたい時は、帯を少し華やかなものを選ぶことで、空間や着物全体のバランスを崩すことなく印象を明るくすることができますよ。

 

観光・演劇鑑賞~スマートカジュアル~

街歩きなどの観光やミュージカルなどの舞台観劇など、カジュアルな場で少しおしゃれに決めたい時には、紬や小紋がオススメです。

 

紬も小紋も、普段着からカジュアルパーティまで幅広く使用され、デザインも豊富なことが特徴です。

 

同窓会などにも、着ていける着物になっているので、普段着として着物を探されている方にはピッタリの着物ですよ!

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は袷着物を着用するのに適した時期、TPOごとの選び方などを解説しました。

 

知れば知るほど奥が深い着物。

 

着物は洋装と違って、組み合わせが少なくおしゃれの幅が狭いと勘違いしている方も多いのではないでしょうか。

 

裏地や帯を無限に組み合わせて、着物ならではのおしゃれを楽しんでくださいね。

 

この記事が皆様の着物ライフの参考になっていれば、幸いです。

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