着物の歴史を遡るとなんと平安時代や奈良時代にまで遡ることになります。
時代ごとに着物のトレンドや様式も少しずつ移り変わってきました。
今回はそんな着物の歴史に注目して解説していきますね!
・着物の本当の価値を知りたい方
・着物を欲しいと思っている方
着物の歴史
現在着られているような着物の形になったのは平安時代の頃と言われており、
縄文時代ごろから布を巻きつけて体に纏っていたものが、徐々に着物の形になったと言われています。
今回は平安時代〜明治時代にかけての着物の移り変わりについて解説します。
着物種類に関してはこちらの記事をご覧ください。
平安時代の着物
平安時代の着物の特徴は以下の通りです。
・豪華な柄や刺繍が多く使われる。
・花や鳥、風景などの風雅な柄が一般的。
歴史の授業などでよく見るような着物のイメージですよね!
平安時代の着物は身分や社会的地位によっても装いが違っていました。
貴族や上流階級の人々はより豪華な柄や装飾が施された着物を身に着け、一般庶民の着物とは差別化されていました。
室町時代の着物
室町時代の着物の特徴は以下の通りです。
- 袖が広がりを持ち、裾の幅が狭くなる。
- 細かい柄や刺繍が好まれる。
- 金箔や銀箔の使用が増え、贅沢な装飾が施される。
室町時代の着物は、身分や社会的地位によっても装いが異なりました。
上流階級や貴族の人々は、より豪華な柄や装飾が施された着物を身に着け、身分の高さや地位を示すために特別なデザインを選びました!
江戸時代の着物
江戸時代の着物の特徴は以下の通りです。
・柄や色使いが多様化し、縞模様や小紋、唐獅子などが人気。
・身分や地域によってデザインが異なる。
江戸時代の着物では、帯の重要性が高まりました。
着物の柄や色合いと調和するように、華やかな帯が選ばれるように!
特に、風景や花鳥の柄が描かれた帯が人気であり、全体の装いを引き立てる要素となりました。
身分や地位によって装いが異なりましたが、一般的にはシンプルで実用的なデザインが主流となりました。
商業の発展や町人文化の隆盛に合わせて、より動きやすく、日常生活に適した着物が求められました。
明治時代以降の着物
明治時代の着物の特徴は以下の通りです。
- 袖や裾の幅が狭くなり、シンプルなデザインが主流になる。
- 洋風の柄や装飾が取り入れられるようになる。
- 襟や袖口にレースが使われることもある。
明治時代以降の着物では、色使いも変化しました。
西洋の影響を受け、明るく鮮やかな色やパステルカラーがよく使われるようになったのが特徴です!
また、染め物技術の進歩により、新しい染色方法や染料が開発され、より鮮やかな色合いが実現されました。
伝統的な要素と西洋の要素が融合し、新しい現代のスタイルが生まれた時期でもあります。
現在では日常的には着られなくなった着物ですが、こういった歴史があると今後も残り続けて欲しいなと考えております。
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