
子どもの入学式や卒業式、春のお花見など、着物を着て出かけたいイベントはたくさんありますよね。
でも、「きれいに着こなせる自信がない…」「着用後のケアがわからない…」
そんな理由で着物をあきらめている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、着物の「着用時の注意点」と「着用後のメンテナンス」について解説します。
これを読めば、着物をきれいに着こなすことができ、着物をいつまでも美しく保つためのヒントが得られますよ。
ほんの少しの心がけで、誰でも気軽に着物を楽しむことができます。
- 着物の「着用時の注意点」と「着用後のメンテナンス」について知りたい方
- 着物について正しい知識を身に着けたい方
- 着物に興味がある方
目次
着物の着用時の注意点
着物と洋服とでは立ち姿勢や歩き方など、さまざまな点で違いがあります。
ここでは、着物の「着用時の注意点」について解説します。
和装専用の下着をつける
着物を着る時は、和装専用の下着を身に着けましょう。
洋服用の下着は、下着の形が浮き出てしまうため、着物姿が崩れて見える原因になります。
また、締め付けられて苦しさを感じてしまうことも…。
和装専用の下着はそうしたトラブルを防ぎ、快適に美しく着こなす手助けをしてくれます。
着物の着用時には、着物の内側にまで気を配るようにしてくださいね。
背筋を伸ばして立つ
着物を着ている時は、姿勢に注意しましょう。
猫背は、見た目の美しさを減少させるだけでなく、着崩れの原因にもなります。
背筋を伸ばしてまっすぐ立つことを意識するだけで、帯の位置が安定し、着物姿がより美しく見えますよ。
内股で歩幅を小さくして歩く
着物の着用時は、内股で歩幅を小さくして歩くことが基本です。
大股やがに股歩きは、裾がはだけて着崩れの原因となります。
小さい歩幅でゆっくりと歩くことで着崩れを防ぐだけでなく、着物の優雅さを引き立てることもできます。
動作も美しさの一部です。
着物の着用時は歩き方にも気を配るようにしましょう。
座るときは袖・裾・帯に注意する
座り方に注意することで、着崩れや汚れを防ぐことができます。
例えば、椅子に座るときは袖が床につかないように、両袖を膝の上に重ねて置きましょう。
また、浅く座ることを意識すれば、背もたれで帯を潰してしまう心配もなくなりますよ。
畳の上などに座るときは、裾の上側を少し持ち上げて、着物を整えながら座ることで着崩れやシワを防止できます。
着物の着用時は、袖・裾・帯に特に注意して美しく座ることを心がけてくださいね。
食事の時はハンカチで着物を守る
食事は、着物を汚してしまいやすいシーンの一つです。特に注意が必要となります。
食べこぼしやお汁のハネなどによる汚れを自宅で落とすことは、とても難しいです。
大きめのハンカチやナプキンで着物をカバーして、食事による汚れから着物を守りましょう。
着物の着用後のメンテナンス
大切なお着物をいつまでも美しく保つためには、メンテナンスがとても大切です。
ここでは、着物の「着用後のメンテナンス」について解説します。
シミや汚れがないかを確認する
着物の着用後は、シミや汚れがないかを確認しましょう。
付着したばかりの汚れであれば自宅でも簡単に落とせる場合があります。
汚れやシミは虫食いなどの原因となってしまうため、
小さな汚れを放置せずに早めに対処することは、着物を長く保つために重要なことです。
汚れの付きやすい衿、袖、裾は特によく確認してくださいね。
陰干しをする
着用後は必ず陰干しを行い、着物の湿気を取り除きます。
一日着用した着物は、汗などの多くの水分を吸収しています。
そのままの状態にしておくと雑菌が繁殖して、カビや変色の原因に…。
着物用のハンガーに掛けて室内で陰干しを行ったのちに、着物を片付けるようにしましょう。
日光は生地を傷めてしまうため、室内の日の当たらない場所を選んでくださいね。
クリーニングに出す
「汚れが取れない」、「しばらく着物を着る予定がない」という場合には、クリーニングに出すことをおすすめします。
無理に自分で汚れを落とそうとすると、かえって汚れを広げたり、生地を傷めてしまう恐れがあります。
早めにクリーニングに出して、適切な処置をしてもらいましょう。
また、着物には目に見えない汚れが付着していることも少なくありません。
しばらく着物を着る予定がない時は、クリーニングに出して着物をお手入れしてもらうと安心ですよ。
そうすることで、着物を長く、美しく保つことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、着物の「着用時の注意点」と「着用後のメンテナンス」について解説しました。
美しい姿を意識して、大切に丁寧に扱う。
ほんの少しの心がけとケアで、誰でも気軽に着物を楽しむことができます。
本記事が、より快適な着物ライフの参考になれば幸いです。
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