着物はオシャレなデザインや種類がたくさんあるため、TPOに合わせて買いそろえたくなりますよね!
そこで気になるのがオンライン購入です。
着物は高額な物が多い印象ですが、近年のフリマアプリなどの普及もあり、オンラインでもお得に購入できる機会が増えました。
フリマアプリや通販サイトなどでオシャレな着物がたくさん販売されていますが、安い買い物ではないからこそ、失敗したくないですよね!
そこで今回は、メルカリや通販などのオンラインで買うときの注意点についてご紹介します。
ぜひオンラインで着物を買うときは、以下の注意点を参考に選んでみてくださいね!
- 着物をネットで購入したい方
- 着物をネットで購入するときのコツを知りたい方
- 着物をネットで購入して失敗した経験がある方
目次
着物をオンラインで購入するときの注意点
着物をオンラインで購入するときには、いくつかの注意点があります。
オンラインで購入するときは、この4点をチェックしてみましょう!
- サイズ
- 状態
- 価格
- 色
以下より、注意点を順に説明していきます。
①サイズ
オシャレな着物をオンライン購入し、いざ届いて着てみたらサイズが合わなかった…なんてことになれば本末転倒ですね。
そこでまずは、サイズ確認をしっかりと行いましょう。
サイズ確認のときに注意したいポイントは、以下の3点です。
- 身丈
- 衿下と袖下
- 身幅(前幅と後ろ幅)
順に説明していきます。
身丈
身丈(みたけ)とは、首の横の付け根から裾までの長さをいいます。
注意点として、昔の人は体格が小柄で身長も小さかったため、古い着物は大人用であっても身丈(みたけ)が短い可能性があります。
サイズ感としては、身丈をはかり、身長の長さから5cm前後の差異であれば問題ありません。
やや長い丈は「おはしょり」をしてサイズ調節が可能な場合もありますが、短い丈はそれができないため、サイズ感には十分注意しましょう。
ちなみに着物だけでなく、帯も昔の物は少し短い傾向にあります。
帯の平均の長さは以下のとおりです。
- 袋帯:約4m30cm
- 名古屋帯:約3m60cm
- 半幅帯:約3m60cm〜4m
帯を購入するときは、上記の長さを参考に検討してみてくださいね。
衿下と袖丈
衿下(えりした)とは、着物の襟先からつまさきまでの間をいいます。
袖丈(そでたけ)とは、肩山の延長上の袖の折山である「袖山」から「袖裾」までの長さをいいます。
目安としては、腰ひも→裾までの長さから約-3cm引いた長さがベストです。(長くても80cmまで)
販売されている袖丈は49cmが多いため、この長さを選ぶと安心でしょう。
身幅(前幅と後ろ幅)
身幅(みはば)とは、前幅(まえはば)と後ろ幅(うしろはば)を足した丈をいいます。
着物を広げて【おくみ幅+前幅+後ろ幅✕2】を合わせた長さをいいます。
すなわち、前見頃(まえみごろ)の裾のことです。
基本的には、腰の一番太い箇所を測って身幅を決めますが、ふくよかな方は、やや長めに取っておくと安心でしょう。
②状態
次に状態(コンディション)の注意点になります。
オンライン画像だけで着物の状態を判断してしまうのは危険です。
なぜなら写真は加工が可能ですし、ライトや光の入り方によっては実物と雰囲気が異なって見えるからです。
状態を確認するときは、以下のダメージに注意しましょう。
- カビ
- ほつれ
- 臭い
- シミ
- 黄ばみ(汗染み)
- キズやスレ
- 穴あき
- 変色(タンスやけ、日焼け、染色の退色)
着物は管理方法を間違えると、未使用であっても虫食いなどのダメージが見受けられる可能性があります。
対策として、商品説明欄を確認し、フリマアプリでは出品者に質問できる場が設けられているため、そこで確認するのが安心です。
また中古品であっても、クリーニング済みで出品されてる着物も多くあるため、それを選ぶのも一つの手でしょう。
プロの着物専門店などが監修・販売しているところから購入するのもおすすめです。
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ぜひ興味のある方は、チェックしてみてくださいね!
③価格
次に価格の注意点です。
やはりオンライン購入の場合は、多少の商品画像と実物のギャップやイメージ違いはあると想定した上での許容金額で購入するのがおすすめです。
高い着物の場合は、それだけ価値を熟知している方が販売している可能性があるため、質や保存状態も良い傾向にあります。
逆に、あまりにも安すぎる場合は、着物に詳しくない方が出品している可能性が高いため、管理がずさんであったり、状態がよくないことを見抜けずにダメージが記載されていなかったりする可能性があるため、購入のときにはしっかりと確認してみてくださいね。
また実物が自身のサイズより大きかった場合には、裾直しや仕立て直しが必要になります。
状態によってはクリーニングに出す必要もあるため、想定していたよりも高く付く可能性があると覚えておきましょう。
先にお伝えした注意点を参考に、できるだけクリーニング済みや新品・未使用品、美品などを選び、お手入れやお直し不要の着物を選ぶことをおすすめします。
④色
次に色の注意点です。
白色は年季が入ると、クリーム色のような色味に変色しがちです。
濃い色は年季が入ると、色褪せしている可能性があります。
さらに着物を撮影しているときの光の入り方やライトの加減などでも、実物と色味が若干異なる可能性があります。
対策として、多く写真がアップされていたり、さまざまな場所で撮影されてたりする商品から選ぶことで色の違いを確認してみましょう。
特にフリマアプリなどは、画像が1枚しかなかったり、転載画像のみで実物の画像が載せられていなかったりする出品商品もあるため、購入時には注意が必要です。
ほかにも、オンラインで着物の色を確認するときは、ブラウザによって若干違って見える場合もあります。
対策として、スマホやタブレット、パソコンなど、それぞれのブラウザから商品画像を確認してみると良いでしょう。
まとめ
今回は、着物をオンラインで買うときの注意点についてお伝えしました。
サイズや状態、価格や色など、オンラインで購入のときには、いくつか気を付けるポイントがあるとわかりましたね。
オンライン購入には注意点もありますが、うまく使いこなせば全国の素敵な着物をお得に購入できるため、大変便利です。
ぜひあなたも、オンラインで着物を買うときに、本記事を参考にしてみてくださいね。
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